【2017/08/06】那須~鬼怒川
次の日、ぶっちゃけ何処に行くのかも分からず3人の話を聞いていた。
正直、私は遅い。
しかも、初心者。
道の地図すら分からない。
私に出来る事はニコニコしていることだけだったwwww
そして、先ずは鬼怒川まで。
水を購入し、ダブルボトルで挑む。…が、えりなちゃんが水はエヴィアンが嫌で、湧水が良いと抜かし…
空ボトルのまま、山に突入することにwwwwww
何て言うのは流石に無理なので、私の水を一本贈呈。
「こっちのが近道だよ!」という言葉に頷き、蒼ちゃんと清さんの背中を追い掛ける。
開始5分で二人は消えた。
そして、道なりに進む。段々と市街地になり、砂利道に入ろうとした瞬間、通知に気づく。
「ゆいちゃん道間違ってるよ!!!!」
違う道2キロ行ったじゃねーか!!!!!!くそ!!!!
つまり、4キロのロス。蒼ちゃんや清さんなら別に何て事ないが、私だ。
体力も削られるし、皆は置いていってるだろう…。
と、焦り自分の出来るだけの速さで回す。
回す。…回す。……回す。
えりなちゃんを、捉えた!!!!!
安堵をした後、えりなちゃんを追い越し、また進む。
進んでいる最中、ランニングしている集団が引き返してきている。……?
集団の人「あの激坂は人間じゃ走れねぇ…あれはもう登山だ…」
………え????どういうこと????
と、思いながらも一本道だったため、間違う筈もないと言い聞かせながら登る。
そして、かなりの激坂に突入。どんなに頑張っても4キロしか出ない。寧ろ歩いたほうが早くね????と思いながらペダルを回す。
その時、ボトルの水が尽きる。
今なら、待宮の気持ちが分かる。リアル待宮になり、水をくれんかのう…と心の中で叫ぶも、福富寿一はいない。
そして、ボトルをえりなちゃんに渡した事を後悔。
福富さん、あの時のあなたの判断は正しかった…!!!!
暫く走ると蒼ちゃん、清さんを発見。
の、横に……湧水発見…!!!!!!!!!
興奮し、駆け寄ると…ハマったwwwwwww
片足びしょ濡れwwwwww
その後、何とか山を抜け、味噌汁とこんにゃくを食べる。あーーーー、美味い。写真撮ることすら忘れるくらい空腹だったらしい。
そして、また山。
霧が半端ない。あと、斜度もすげぇ。
斜度がすごすぎて、2%くらいだと平坦かな?と錯覚を起こす。
それでも走ると、やっと頂上なのかいきなり下り坂。
(おめでとう!頂上!みたいな看板作って欲しい)
ぶっちゃけ私は下り坂が苦手だ。
怖い、寒い、一人、曲がれない…何が楽しいのか分からない。
結構な距離を下る。一人。
あまりに寂しくなった私は歌いだしたwwwwwww
始めは普通のJ-POPを歌っていたが、段々とリズムが合わず、一番歌いなれてる校歌を熱唱。
「新しい道は気分がいい
自分で決めた新しい道
今日の空は何が見える?
中略~
その先に何が見えた?
その先に何を感じた
その先にこだまする
その先になりたい自分がいる」
自転車乗りながら歌う人はいると思うが校歌を熱唱する人は私くらいだろうな。
このままずっど下り坂で鬼怒川到着。
ぶっちゃけ、もう足がない。蒼ちゃん、清さんはそのまま宇都宮まで走った背中を見つめ、私とえりなちゃんはそこから電車で帰りました。
えりなちゃんは、山が嫌いなのに山ばっかり行ってる謎のスプリンターですね。