先ず、やってみよう

ファッションロードバイクから、友達にそそのかされて無謀な目標を立て、うっかりロードバイクにハマった人の奮闘記。

【2017/10/27】いろは坂

やべーな、10月山っていろは坂しか行ってねーわ。

私は一人で山に行った事が無い(いつも誰かしらのベテランさんの後ろに付いていく系女子)
蒼ちゃんに「一人で行ってみてもいいかも」と言われてやる気になる。ぶっちゃけ私は単純だ。自分の中で「この人に教えてもらおう」と思った人に対しては大体素直だし、やったことに対してはフィードバックする。
(つまり、蒼ちゃんに毎回毎回フィードバックしてる迷惑な人。蒼ちゃんごめん)

しかし、私が一人で行けそうな山なんて限られている…。
・古賀志山(雨の影響で枝がヤバイらしいから今回はNG)
大垂水峠
・日光いろは坂

このくらい。蒼ちゃんに「大垂水よりいろはの方がいいよ」と言われて周回することに…。
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朝、起きて電車に乗る。ちゃんと最後尾で待つ。
電車に入ったら、おじさん二人が最後尾にロードを置いている…。こそこそおじさんの横に置かせてもらい、そのまま挨拶だけして寝る(眠かった)
乗り換えでも何故かおじさん2人は一緒…?そして既に南栗橋で、行き先はどう考えても日光…だな。ということで、色んなお話を聞いて仲良くなりました。
おじさんいわく、今年でブルベに何回も出ており、600キロを2回も出ているそうだ…。ついでにもう一人のおじさんは小径車でいろは坂に…。なんという二人だろう…。
なんのロード乗ってるんですか?と聞かれて「スコットです」と答えると、

「素直な走りをしてくれる子ですね。変なクセも付かないので、どのメーカーでも次に行き易いやつですね」

なんて、言われたけど…お葬式カラー(白黒)が好きなだけで購入し、カラーリングとか字体が好きだからという理由で購入したんです…なんて言えなかった。ごめん、スコット。でも、スコットでよかったと心から思っているよ!

そして、まさかのいろは坂をご一緒することに。
小径車の一人は、ささっと登って消えていってしまったが、もう一人の親切なおじさん(以下:杉本さん)は私の後ろについてくれることに…。
(蒼ちゃんに、ベテランさんは後ろのほうがいいって前日に聞いておいて良かったーーー)

そして、まさかの馬返しまで2回降りてレクチャーしながら実践するスタイルで教えてくれた。個人レッスン料払った方がいいレベルだった…。
しかも、この杉本さん教えるのがめっちゃ上手。物腰も柔らかいし、上から目線じゃないし、知識をお披露目する感じでもない。一個一個出来たら次、みたいな感じでステップアップもちゃんとしてくれる…。
教えてもらったのは以下のとおり。

ペダリング→回すことは出来ているけど、もっと楽に回す方法を聞いた(in山)
・サドルの位置をズラすこと(斜度○%になったらココがいい!みたいな)
体幹を安定させる練習方法
・肩に力を入れないようにする方法

先ずは簡単なサドルの位置をズラす方法。慣れてきたらペダリングの練習…みたいな感じ。
途中、私達を抜いた男の人を見て「あの人、速いよね。けど体幹が左右に揺れてるの分かる?そうすると力が分散するから余計に体力を使うんだよ。そうならないように、今度は白線から出ないように走ってみようか。サドルの位置も覚えたことだし」みたいな感じでアドバイスをくれる。

本当、凄い。ロードだけじゃなく、学生との個人面談にも使える話し方だった。使おうってこっそり思ったのは内緒。

馬返しで休憩し(小径車のおじさんも待っててくれた)、いよいよここからはいろは坂
やっぱり杉本さんは待っててくれて、後ろから「ここはインナーでもいいかも」「ダンシングはまだ大丈夫」とか声かけていただきながら明智平まで走る。
何かもう感謝しかない…。1周目がAV8.6で、2周目がAV9.5…確実に上がってる。すげーな…。

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そして杉本さんと小径車のおじさんは戦場ヶ原に消えていき、私は3周目に。
ここで、事件が起こった。

そういや、朝ご飯食べてない。パワーゲル一個飲んだだけ。普段糖質制限してる。
いろは坂5カーブ目でハンガーノックwwwwwwwwwwwwwwww

本当に息切れが激しくなって動けなくなるんだね…。そこで30分休憩して固形物とパワーゲルを2つ摂取。
手嶋純太が言っていた名セリフの「この景色、多分一生忘れない」だけど、私は5カーブ目で倒れたあの景色、忘れられねーわwwww
明智平に到着した瞬間に雨が降ってきたので、調度いい感じで下山し、駅へ。
最寄駅に着いたころには雨でした。本当ピッタリで良かった!

そして、嬉しいなって思ったのは杉本さんに「ちゃんと回せるし、変なクセも無いから教えて貰ってる人にちゃんと見てもらってるんだね。周りはいい人ばかりだろうね」って言われたこと。
いや、本当に私の周りはアドバイスを惜しみなくくれるし、親切だし本当凄い人たちなんですよ!って思ってたから嬉しかった!
ただ、帰りに2週雨で乗れてなかったので、本当にいろは坂の息切れが半端なく…辛かったwwww辛いと思った私はホイールコレクター九重さんに即座に連絡し、ホイールの購入を決意するのであった。
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そして、最後に冬場はサドルを少し下げた方がいいことと、新宿のスペシャで骨盤を測ってくれることを教えて貰った。あと、蔵前のどっかのジャンクショップに色々あるよって教えてくれた。ジャンクショップは今度行きたい…。
(そして、次の日に奏ちゃんと蒼ちゃんで新宿のスペシャに行くって言う…。私は168のサイズだった!多分、近いうちに何かしら行動を起こすと思われる)

さて、ロードをちゃんと始めるキッカケが「仕事のための目標達成」のみだったけど、ちゃんと今でも続いてる。
朝、起きると吐き気もしないし、貧血にもならないの。
体調不良にも始めてから全くならない(声が息切れ過ぎて枯れることはあるけど)
皆が体調崩してるときに、8時間雨の中にいても、3時間雨に打たれ続けても、風邪が流行ってるときでも元気なのが、本当に奇跡のように嬉しいです。

産まれたときに免疫力がなさ過ぎて「40歳まで生きられるから分からない」って宣告された私が。
小児喘息で、小さい時何度医者に「今夜が峠です」って言われたか分からない私が。
小学校3年生まで、1年間に5回くらいしか登校出来ないくらい身体の弱い私が。
マラソン大会で4回喘息を起こして救急車に運ばれた私が。
何か大事なことがある時の前日にストレスで熱が39度出てたくらいメンタル弱かった私が。
いつ倒れるか分からなかったから車椅子を部活の時に用意してた私が。
大学生で起業してた時に毎回毎回倒れて、這いずりながら仕事してた私が。
社会人になってから、2ヶ月に一回倒れてた私が。
大事な仕事(行事)の前日に「いつも倒れるから倒れないでね」と上司に笑われてた私が。

朝起きるとすんなり起き上がれるんだよ。

「体調悪いなら、休め」って言われるけど、いつも体調が悪いから良い時を想像出来ないから仕方ないと諦めてた私が、今ロードのおかげで体調崩してないの。

これって本当にすごいこと。だから、ロードって本当に凄いなって思う。
元気に生きてるって素晴らしいことなんだねって思う。

そして、来週は渋峠です。寒いし、死なないように気をつける。
20キロあるから、5キロずつ休憩しよう…。遅いけど、本当迷惑かけるけど頑張るね…。